夏こそ注意、寝たきりを招く脳梗塞
ラクナ梗塞・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳寒栓症
脳卒中とは?
・脳の血管が詰まる脳梗塞
・破裂する脳出血
・脳表面の血管にできた動脈瘤が破裂するクモ膜下出血
がん、心臓病、肺炎につぐ死因の第4位で、寝たきりなどの介護が必要な重い障害が残る疾患ではトップです。
特に脳梗塞は夏こそ注意が必要です。
発汗が誘発。こまめに水分補給を
脳の血管が動脈硬化で細くなり、そこに血の塊が詰まって血行を妨げ、体のマヒや言語、視覚の障害を引き起こす原因になります。
脳梗塞といえば冬のイメージが強いですが、脳梗塞発症者数を調べると最も多かったのは夏でした。
脳梗塞は3種類
脳の細い動脈が詰まるラクナ梗塞
太い動脈が細くなって脳への血流が悪くなるアテローム血栓性脳梗塞
心房細動(不整脈の一種)などのため心臓の中に血栓ができ、それが脳の動脈に引っかかる心原性脳寒栓症
ラクナとアテロームは特に夏が多いです。
汗をかくので体内の水分が減りやすくなり、血液の粘度が増し血塊ができやすなるためです。
こまめな水分補給が一番の予防策で、高齢になると喉の渇きを自覚しにくくなるため、意識して1日1~1.5リットルは飲むようにしましょう。
高齢化を背景に、2025年まで脳卒中患者は増え続けると予測されています。
2005年には劇的な効果が期待できる治療薬「t-PA」が登場しましたが、適切に使用しないと脳出血につながる危険があるため、発症後3時間以内しか使えず、脳梗塞患者全体の約2%にしか使用されていません。
判断に迷っている間に時間がたって手遅れになることが大半です。
ついさっきまで元気だったのに片方の手足や顔半分にマヒが起こった、ろれつが回らないといった症状が 突然表れたら、迷わず救急車を呼んでください。
脳梗塞かなと思ったら、すぐに119番へ
1つでも該当すれば救急車を呼びましょう。いずれも突然起こります。
・片方の手足・顔半分のマヒ、しびれが起こる。
(手足のみ、顔のみの場合もあります)
・ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない。
・力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする。
・片方の目が見えない、モノが2つに見える、視野の半分が欠ける。
・経験したことのない激しい頭痛がする。
新薬登場で予防に光
脳梗塞の中で最も重症化しやすく、再発リスクが高いのが心原性で、脳梗塞の3割弱が該当します。
心房細動という不整脈があると心原性脳寒栓症になりやすく、その予防には血の塊を防ぐ抗凝固薬を内服する必要があります。
以前から使われてきた「ワルファリン」は食事制限があったり、定期的な血液検査で服用量が変わったりと、患者にも医師にも負担が大きい薬でした。
しかし11年に「プラザキサ」、12年に「イグザレルト」という2種類の新薬が登場し、食事制限や頻繁な血液検査もなく規定量を飲むだけ、と服用しやすくなりました。
(腎機能障害がある場合は使えません)。
脳卒中
・脳梗塞:脳の血管が詰まる
・脳出血:脳の血管が破裂する
・クモ膜下出血:脳表面の血管にできた動脈瘤が破裂する
脳梗塞
・ラクナ梗塞
脳の細い動脈が詰まる。発汗が誘発する・夏に注意
・アテローム血栓性脳梗塞
太い動脈が細くなって脳への血流が悪くなる。発汗が誘発する・夏に注意
・心原性脳寒栓症
心房細動(不整脈の一種)などのために心臓の中に血栓ができ、それが脳の動脈に引っかかる。
こまめな水分補給が一番の予防策で、高齢になると喉の渇きを自覚しにくくなるため、意識して1日1~1.5リットルは飲むようにしましょう。
・片方の手足や顔半分にマヒが起こった、ろれつが回らないといった症状が突然表れたら迷わず救急車を呼んでください。
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