ひじの痛み解消ストレッチ
ひじの痛み解消ストレッチ
テニスひじ・ゴルフひじ
年を重ねるにつれて、つらくなるのが関節の痛み。
腰、膝。ひじなど、節々が傷むと、そこをかばうために、体の動きが小さくなったり、体を動かすのがおっくうになったりします。
その結果、体が硬くなって痛みがますますひどくなってしまう・・・
そんな悪循環を繰り返しているケースも少なくありません。
関節の痛みを解消する一番の対策は「動かすこと」
無理のないストレッチを日課にすることで、つらい痛みにさよならしましょう。
「テニスひじ」と「ゴルフひじ」の違いは?
・ひじの外側に力が入ると痛むのが「テニスひじ」
・内側のほうに痛みを感じるのが「ゴルフひじ」
テニスひじは、テニスのバックボレーが原因で起こることが多いためこう呼ばれています。
多くの場合、手首を上に持ち上げるときに使う手根伸筋(しゅこんしんきん)という筋肉が、ひじの外側に付着している部分で変性を起こすことで痛みが起こります。
一方、ゴルフひじは手首を内側に曲げるときに使う手根屈筋(しゅこんくっきん)がひじの内側に付着する部分に痛みが起こるものです。
スポーツをしなくても「テニスひじ」になる?
テニスひじやゴルフひじは、手首を支えたり指を屈伸させたりする筋肉に障害が起こるものです。
スポーツに限らず重い物を持ち上げたりタオルをきつく絞るなど生活の中でも、ひじに無理な力がかかると起こることがあります。
特に加齢によって、ひじの柔軟性が低下すると、ちょっとした無理な動きをしただけで起こることもあるので中高年の人は十分に気をつけたいものです。
ひじを傷めないでスポーツを楽しむには?
テニスひじやゴルフひじを予防、改善するためにはストレッチを毎日行って、ひじから手までの柔軟性を高めるのが効果的です。
また、準備運動もせずにすぐプレーするのは、ひじを傷めるもとなのでスポーツの前後にも、このストレッチを行うようにしましょう。
また、特に中高年の人はスポーツの「頑張りすぎ」に用心してください。
ひじの痛み解消ストレッチの基本
・ひじを常にまっすぐ伸ばして行う。
・毎日、朝晩行い、テニスやゴルフなどのスポーツをする時は、その前後にも行う。
ひじを力いっぱい伸ばして、そのまま手首を力いっぱい下に曲げて5秒間保つ。
ひじを力いっぱい伸ばして、そのまま手首を力いっぱい上にそらし5秒間保つ。
ひじを力いっぱい伸ばして、そのまま手首を外側に回してねじり、手首をそらした状態で5秒間保つ。
ひじを力いっぱい伸ばして、そのまま手首を内側に回してねじり、手首を曲げた状態で5秒間保つ。
手や手首にしびれ・痛みはありませんか?
手根管症候群にご用心
親指から人差し指中指にかけて、しびれや痛みがある場合は手根管症候群が疑われます。
手根管とは手首の部分にある神経や腱の通り道。
細い管なので腱がはれたり何かができたりすると神経を圧迫するため、しびれや痛みが起こるのです。
しびれや痛みは手を使いすぎたとき、また夜間・早朝に強くなる傾向があります。
症状が進むと親指の付け根の筋肉が落ちてきて物がつかみにくくなるなど、生活にも支障をきたすようになります。
手根管症候群にかかりやすいのは、キーボード操作などで手をよく使う人、リウマチの人、人口透析を受けている人などです。
また、原因は不明ですが中高年女性に多いことが知られています。
重症になると手術が必要なこともあります。
また、親指の付け根の筋肉がかなり萎縮してしまうと、手術をしても神経が完全には回復しないケースもあります。
症状に思い当たる人は早めに整形外科を受診することが重要です。
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