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主食を抜けば糖尿病は良くなる！ 糖質制限食のすすめ
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本屋で、「主食を抜けば糖尿病は良くなる！」 （江部康二 著 東洋経済新報社 １,５７５円） という、刺激的なタイトルの本を見つけました。 現役のお医者さんが、ご自分の病院で実施され大きな効果があったそうです。 簡単に内容を紹介します。 詳しく知りたい方は本屋さんで購入してください。 日本人のうち、およそ１４００万人が糖尿病、もしくはその予備軍だという。 そんな中、従来の常識を覆す、新しい治療法「糖質制限食」が効果を上げている。 これまでの糖尿病の治療食は、カロリー制限と低脂肪中心であった。 だが、近年の研究により、従来の糖尿病食は、心筋梗塞などの大血管性の病気に悪いとされるようになった。
これに対し、近年登場したのが「糖質制限食」と呼ばれるものだ。 「糖質（炭水化物）の摂取を徹底的に抑える」ことを旨とし、肉や魚などの脂肪やたんぱく質の多い食品、酒も摂取可能である。 その治療効果は高く、中にはインスリン注射を中止できた患者もいる。 糖尿病は血糖値が異常に上がる病気であり、その原因はほとんど糖質にある。 だから、糖質を摂らない糖質制限食は効果が大きいのである。
人体は本来、資質を主なエネルギー源とし、その補助として糖質を使うようにできている。 だが、炭水化物の多い現代の食生活は、補助程度の力しか持たない糖質代謝の回路を酷使する。 そのため、糖質代謝を担うすい臓が疲弊して、糖尿病が起きるのである。
糖尿病治療の基本は、すい臓を休ませることにある。 その方法には、薬物療法と食事療法があるが、食事で糖質を摂らず、糖質代謝自体を不要にする糖質制限食は、 体に無理なくすい臓を休ませることができる。 １日３食に加え、間食も摂る現代の食生活では、糖質代謝は脂質代謝に切り替わる暇がない。 また、白米などの精製された炭水化物は糖質の吸収が高く、血糖値を急上昇させる。 こうしたことが、今日の糖尿病急増の背景にある。
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