二足歩行の人間の膝には、常に全体重に近い重さが、かかっています。
そのため、膝関節は他の関節に比べ故障し痛みがでやすい関節です。
両膝にかかる体重のバランスが悪いと、膝痛はますます悪化します。
そのバランスを左右するのが股関節です。
股関節は上半身と下半身をつなぎ目で、股関節にズレやゆがみがあると、
股関節そのものに痛みが出ます。
左右の股関節の不均衡によって両脚にかかる体重に左右差が生じ、
片方の膝に負荷が集中し膝痛の原因になります。
股関節のズレやゆがみは体の使い方のクセによるものが大半で、
歩く時や立っている時には、どちらか一方の足を軸足にしているものです。
長年のうちに習慣化されたクセが、股関節のズレやゆがみの原因です。
座る時のクセ、脚の組み方のクセも同様に股関節のゆがみの原因になります。
また、股関節のズレ・ゆがみは膝関節に不均衡な負荷をかけるだけでなく、
膝関節がゆがむ原因にもなります。
股関節体操で股関節の動きを滑らかにすれば、股関節痛と膝痛を
予防する効果が期待できます。
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