開帳足とは
外反母趾になると、足の親指の第1中足骨が外側に飛びします。
親指が外側に向いている状態では、人差し指の骨との間が開いた状態になります。
このため、指の付け根のアーチが平らになってしまいます。
この状態を開帳足といいます。
開帳足の原因
特に女性にみられるのは、運動不足と立ち仕事などによる疲労です。
運動不足、なかでも歩くことをあまりしないでいると、指の骨をつなぐ靭帯が弱ってきます。
その状態で立ち仕事などを続けていると、疲労の為に靭帯が伸びきった状態になるのです。
こうした靭帯の緩みが開帳足を起こすのです。
開帳足は外反母趾を伴うことも多く、それぞれの中足骨骨頭にかかる圧力が不均等になり
中足骨骨頭痛を生じます。
また、この開帳足によってできるまめ、たこ、魚の目など硬くなってしまった角質は、
このつぶれてしまった横のアーチを改善しないと、削っても削ってもまた出来てしまいます。
開帳足の対策
開帳足は自分である程度は治すことが出来ます。
床にフェイスタオルなどを広げ、その端に裸足の足を乗せます。
そして指でタオルを手繰り寄せる練習をします。
もっと頑張れる人ならば、フローリングの床に裸足で立ち、指で床を掴むようにして
前進するやり方もあります。
どちらも開帳足の予防だけでなく、血行を良くして足の疲労回復にもつながります。
1回2〜3分程度にして、疲れすぎないように気をつけましょう。
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